高かろう良かろう?

また、ただ値段の高いロボットを選べば良いというわけでもありません。

まず海外製のロボットですが、値段が国内のロボットの倍近くします。
そして、確かに前述した「軌跡精度」「絶対精度」「剛性」そして「カスタマイズ性」において優れています。
しかし、もしもの時のサポート体制を調べてほしいです。

例えば、工場の地域によっては、すぐにそのメーカーのロボット技術者がすぐに駆けつけてくれません。
また、最悪の場合ですが、壊れた部品が国内に無く、空輸でその部品が届くまでロボットが停止状態になった、という話も聞きます。

次に国内のロボットメーカーです。私が良く聞く面白い話ですが、卸売価格が殆ど同じなのに、ロボットの能力が大きく異なります。

国内の中でも優れたロボットメーカーは、前述のサーボモーターにお金をかけているだけでなく、たわみ補正・バックラッシュ補正などのソフトが最初からロボットの内部に付加されています。
もちろん、それらが劣るロボットと比べてまったく別物です。

ところが、見た目やマニュアルに記載されている内容(過般重量・稼働範囲・繰り返し精度)は、この両者はほぼ同じなので、素人の方は見極めにくいです。

実は、サーボモーターを自社で生産している某ロボットメーカーは、生産していないメーカー比べて、同じ値段でもかなり優れたサーボモーターを使っています。
決して値段やイメージだけでロボットメーカーを選んではいけないという事です。

 

次回に続きます・・

 

弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。