次の質疑応答もかなり盛り上がったので、たくさんの質問の中から特に好評だった内容を記載します。

次に招待された企業様が最も楽しみにしていたRobotWorksでのティーチングと溶接ロボットでの実演です。

Q:製品全体を溶接するロボットの動きは、どれくらい時間がかかりました?
A:百ポイント以上のティーチングで、20分くらいです。しかも、移動命令だけでなく溶接の開始/停止も簡単にセットできるので、それも込みです。

Q: シミュレーション上ではうまくいっても、現場でずれるのでは?
A:キャリブレーション(現場でのズレを補正する)機能があるので、現場での微調整は殆ど行っていません。やり方はペンダントで現場の3箇所だけをティーチングをするだけです。

Q:エアカット(溶接以外の空間移動)のポイントはどのように作りました?
A:逃げの距離を予め決めておけば、RobotWorksが自動でエアカットを作ってくれます。

Q:干渉物を避けるのは、全自動か?全自動だと思った避け方でないリスクがありますが。
A:半自動で避けるポイントに修正してくれます。つまり作業者が、避けたい方法を選択すれば、複数のポイントを一括で修正してくれるので、とても楽ですし、リスクも無いです。

Q:不要なポイント(直線上の途中のポイント)を判断して自動で削減したり、逆に1部のカーブだけピッチを短くできるか?
A:簡単に出来ます。

Q:バリ取りなどで使用する為にはツールの半径の距離を逃がす必要があるが、できるか?
A:半径を入力すれば、全体的に修正してくれます。

Q:私の会社では、ロボットメーカーのシミュレーションソフトだけでなく、高額なティーチングソフトも持っているが、操作が大変なので実際は殆ど使えていない。RobotWorksはどうなのか?
A:操作が簡単なので、月日が経つほど短時間で出来るようになります。更に現場向きの機能もあるので、使用頻度が増しています。

Q:優れたソフトだと分ったが、スペックの高いPCが必要なのでは?
A:ソフト自体は非常に軽く、製品のCADデータが重い、などの他の問題がなければ、15万円くらいのノートPCで十分です。

 

次回に続きます・・

 

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