私が携わった多くの企業の中から、補助金を活用できた企業A社とそうでない企業B社を比較します。

この2社は比較にはとても適しており、体制・システムが酷似しております。
まず、商社が全体を監督。
そして「熟練技能者の代替」と「生産性の向上」が目的である為、ハードを実績ある優秀なSIに依頼。
ロボットは6軸多関節。
さらに「少量多品種」「製品の面全体を加工」を行うのでティーチングが大変な為、ソフトではオフラインティーチングソフトを導入。

ところがロボット導入後、この2社には生産性の大きな差が生じました。

両社の経済産業省への報告書を拝見すると、まず『人数がどれだけ削減されたか』に関してA社は「2名⇒0.2名」に対しB社は「2名⇒2名」。
『1日の生産量』に関してA社は「3個⇒51個」に対しB社は「1個⇒1個」。
したがって、A社はロボットの導入により生産性は「100倍以上」の成果を出せた事に対して、B社は「ほぼ変わらず」となりロボット導入の効果が出せなかった事になります。

次回に続きます・・


弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。