Q.産業用ロボット導入の契機は?

航空機の部品に3次元的に穴を空ける仕事が多々あるのですが、その為に専用のNC加工機を購入すると、2億円くらいします。
よって、安価で3次元的な加工ができるロボットシステムの開発が必要となりました。
それを研究する事を愛知県の「新あいち創造研究開発事業」に申請し、補助事業名称「高品位パルスファイバレーザによる航空機部品フィルム冷却  穴明け技術の実証試験」として導入する事にしました。

 

また一昔前は主流であったYAGレーザでは光軸がズレたり、装置全体を小さくまとめる事が出来ませんでしたが、近年のファイバーレーザでは光ファイバーを用いて伝送できるので、取り回しが良くなり、ロボットの先端に取り付けやすくなりました。
ロボットの先端に付ける「レーザヘッドとブラケット」は当社で製造でき、その重量を海外製の約半分の1~5kgに抑える事ができるので、可搬重量の小さいロボットにも取り付ける事ができるようになりました。

 

 

明日に続きます・・