変わろうとしないSIの実態

問題なのは、弊社に電話をくれるようなSIはほんの一握りで、変わろうとさえしないSIが殆どだという事です。

実は先日、知り合いの商社の紹介で、山口県の某SIに弊社のティーチングソフトのプレゼンに行ってきました。
そこで、非常に残念な現実を見ることになりました。
そのSIは様々な用途、つまりハンドリングだけでなく、色々な加工のロボットシステムを顧客に販売とメンテネンスをしている会社です。
お伺いしてお話を伺うと間違いなくこのSIの多くの顧客が弊社のソフトで効率化を実現できると判断し、このSIに喜んで頂けるようプレゼンを行いました。

しかし、ソフトの説明をまだ殆どしていないにもかかわらず、そのSIの専務の方が渋い表情で

「うちの顧客には、そんなの必要ない」

「ソフトなんか無くても、我々が顧客にティーチングのサポートができる」

と言ってきました。

私は、弊社ソフトで多くの顧客が生産効率アップしている証拠の資料も見せ、「このように証拠もあります。
御社は顧客の効率アップを望まれないという事でしょうか?

それに、まだソフトの説明をまだ殆どしていないのに、「このソフトの何がわかるのですか?」と申し上げましたが、
その専務は顔を引きつらせて「とにかく、うちの顧客には必要ない」と言っておりました。
その専務の言い分があまりにも可笑しいので、そばに座っていたそのSIの技術部長さんが、専務には聞こえないように「必要とされている顧客は居ると思います」と私にボソッと言われていました。

つまり、高額のティーチングマンの派遣やその育成教育の「うまみ」を手放したくない。
顧客の効率アップよりも、自社の儲け第一というわけです。
顧客からすると、これは高額のランニングコストとなり効率ダウンとなります。

お客様のことを第一に考えないSIは、もし海外ならすぐに問題視されると思いますが、 残念ながら日本ではすぐにはそうはなりません。
実は、お金の余っている自動車関連の会社がこのようなSIを甘やかし お金をじゃぶじゃぶと流しているがゆえに、変わらない現実もあります。

実際このSIに「お客様はどのような業種ですか」とお聞きしたら「自動車関連の会社が殆どです」と言われていました。

 

次回に続きます・・

 

弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。